第7話 白虎の逆襲!(前編)
麗希の秘密研究所では、ヒカル、ケンともに治療中であった。
ヒカルは骨にはダメージが無かったので人工筋肉の回復を
していた。幸い軽くて済みそうだった。ケンは再び無理を
したために特に左腕が悪化して回復が遅れそうであった。
一方、敵の洞窟内。
白虎も背中に大やけどを負い、回復中であった。
白虎「なぜ、炎龍王が出てこれたんだ!!」
銀狼「あの様子だとかなり無理をしての出撃だったに
違いない。怪我は悪化したに違いない。まともには
戦える状態ではないだろう。」
白虎「あの邪魔さえなければ・・・。」
銀狼「悔やんでも仕方あるまい。次はどうするか・・・。」
白虎「この傷が癒えるのに、3日もあれば充分だ!
もう一度この俺様に行かせてくれ!!この傷の
お返しをせねば・・・。銀狼頼む。」
銀狼「白虎のやりたいようにやればいいさ。ワシ怪人、
ホクト、ナント出でよ!」
ワシ怪人のホクトとナントが壁から浮き出てくる。
銀狼「白虎が行くまで、光龍王達の動きを監視していろ。
白虎が行くまで、決して手を出すなよ。」
ホクト「はっ!ご命令通りに!」
と返事をすると、飛んで出て行く。
3日間は、怪人の被害のない日が続く。
ヒカルはほぼ完治しており、ケンは右腕はほぼ完治だが
左腕はまだ時間がかかる状態だった。
ヒカル「ケン、すまない。俺のために無理をさせた。」
ケン「お互い様だから、気にしないで、ヒカル。
それより、麗希様、怪人は?」
麗希「怪人の被害は出ていないよ。ただ、2匹のワシらしき
怪人が2匹、ずっと町の上空を飛んでいるみたいだ。
監視をしてるのか、この研究所を探しているのか・・。
用心したほうが良いな。」
そんな会話が交わされていた。
その日の午後、怪人が暴れ出す。
それを観て、ヒカルが飛び出してゆく。
ケンは出撃の準備に手間取る。
ワシ怪人の前に光龍王が現れる。
光龍王「今日は貴様達が相手か!」
ホクト「ワシ怪人、ホクト!」
ナント「同じく、ナント!貴様の命をいただく!」
ホクトとナントは、飛び上がる。
光龍王も空を飛ぶ。しかし、ワシ怪人は飛ぶことを
得意にしており、縦横無尽に飛び、光龍王とのすれ違い
ざまにキックやパンチを入れていく。ボコ!バコ!
そのスピードに光龍王はついて行けない。
ボコ!バコ!ボコ!バコ!
ナントが光龍王の背後から光龍王に抱きつくと、そのまま
地面に急降下していく。光龍王は暴れるがナントを振り切れ
ない。
光龍王「離せ!くそ!!」
ズドン!!ドサッ!!
地面すれすれでナントは手を放すと、光龍王は頭から
地面に激突する。光龍王は頭で倒立したような状態で
一瞬止まったかと思うと、そのまま仰向けに倒れる。
光龍王は倒れたまま動かない。脳震とうを起こして
立ち上がれない。
その光龍王めがけて、上空からホクトとナントの羽の
手裏剣が降り注ぐ。プスッ!プスッ!プスッ!プスッ!
光龍王の全身に羽がささったと思うと、そこから高圧
電流が流れる。バリバリバリバリ!!
光龍王「がぁぁぁぁぁ!」
弓なりに痙攣する。電流が止まると、羽はパラパラと
光龍王から剥がれていく。
光龍王は大きく肩で息をしている。
ホクトとナントが光龍王めがけて急降下してくる。
光龍王「くそーー!!ライトニングハリケーン!!」
光龍王の方のタイヤ部分から、電撃混じりの竜巻が2本
上空に向かう。ホクトは竜巻をひらりと回避する。
ナントは運悪く竜巻に巻き込まれる。
ナント「ギャァァァ!!」
ナントは悲鳴とともに、一瞬燃え上がり、消滅していく。
ホクト「おのれ!ナントを!!覚悟!!」
ホクトの鋭い爪が、光龍王のタイヤを鷲掴みする。そのまま
上空に上がったかと思うと急降下する。
光龍王「わぁっ!・・・わぁぁぁぁ・・・・」
ドスン!ドサッ!
光龍王は再び地面に叩き付けられて、倒れる。
光龍王「ぐわっ!!・・・あぁ・・・・」
光龍王は墜落のショックに動けない。
光龍王が倒れたまま、動けないでいると、頭上に白虎が
立つ。
白虎「今日はきっちりと決着をつけてやる。」
白虎は2本の大剣を、光龍王のタイヤに突き刺す。
ボンッ!ボンッ!
タイヤが破壊され、大剣によって、光龍王は地面に串刺しに
されてしまう。
光龍王「くそ!」
上空からはホクトが急降下してきて、光龍王のお腹に
キックを入れる。ドスッ!!
光龍王「ぐっわっ!」
光龍王がくの字になる。
白虎は片方の大剣を抜くと、光龍王の顔面に突き刺す。
ガンッ!メキッ!光龍王のマスクにヒビが入る。
光龍王「ライトニングソード!!」
光龍王の両腕から電撃を帯びた刀が飛び出す。
左手でホクトに斬りつける。ホクトは上空に逃げる。
右手で、白虎の足に斬りつける。白虎は後ろに飛び退き
刀を避ける。が、ライトニングソードで地面に突き刺さ
っている大剣を真っ二つにする。
それによって、なんとか地面から立ち上がることが出来た。
光龍王と大剣を構えた白虎が対峙する。
光龍王「俺は負けないぞ!!」
光龍王の背後からホクトが蹴りを入れる。
光龍王「わっ!」
光龍王が前方に飛ばされる。光龍王がバランスを崩して
白虎に近づくと、白虎は大剣を頭に振り下ろす。
ガキンッ!!ドサッ!
光龍王は脳天を思い切り叩かれ、地面に叩き落とされる。
マスクは半分割れた状態になる。光龍王はライトニング
ソードを白虎の足を狙い横殴りに振る。
白虎は後ろに飛び退く。ホクトが光龍王の腰に上空から
飛び降りる。ドスン!
光龍王「がっ!」
光龍王が弓なりになる。そのままホクトは光龍王の腰を
掴むと上空に舞い上がり、上空で放す。
光龍王はそのまま地面をめがけて落ちてゆく。
下では白虎が大剣を構えて落ちてくるのを待っている。
第7話 白虎の逆襲!(前編)
- 2009/01/03(土) 11:22:42|
- 光龍・第4部
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